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■ブロック マンション
【面積(㎡)ではなく、体積(㎥)で考える】
マンションなどの集合住宅では、多くの場合、できるだけ沢山の住戸を、できるだけ広い面積でとれるように計画する。
それは、住戸数と住戸の面積が、マンションの賃料や販売価格に直結するからだろう。
その結果できる建物は、よく見かけるような、同じ形の住戸が縦横にズラリとならんだ形になると思う。
その前提の、住戸の「面積」という部分を「体積」として考えたらどうだろうか。
例えばブロックのパズルゲームのように、色々な形の住戸が組み合わさって、一つの建築をつくることもできるのではないだろうか。
同じ賃料=体積の中で、広い住戸、縦に細長い住戸、スキップフロアの住戸といった、色々な住戸のバリエーションが生まれてくる。
現代はいろいろなライフスタイルがある。
そのライフスタイルに対して、集合住宅の方も、もう少し多様なあり方があってもいいのではないだろうか。
また建物をつくる目線で考えたときにも、高さ方向に余裕のある敷地条件であれば、容積率最大の床面積の賃料の想定よりも体積で考えた賃料の方が、高い費用対効果が見込めるかもしれない。
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